トップメッセージ

トップメッセージへ

時代の変化に合わせ新しい価値を届ける。
社会から必要とされる企業であり続けるために。

テルモは1921年の設立以来、「医療を通じて社会に貢献する」という企業理念のもと、一貫して医療を取り巻く課題の解決に取り組み、医療現場に新しい価値を届けてきました。当社設立の発起人の一人である北里柴三郎博士は、伝染病予防と細菌学の研究にその人生を捧げてきましたが、当社にはそのDNAを引き継いで感染対策に尽力してきた長い歴史があります。

今般の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応においても、製品の安定供給とともに、感染防止と治療への貢献を果たすべく、テルモグループの力を結集して取り組んでまいりました。医療現場では、日常的に使用される体温計から、点滴や薬剤投与を管理する輸液システム、重症患者の治療に寄与する体外式膜型人工肺(ECMO)に至るまで、多くのテルモ製品が使われています。その他にも、医療機関への自社製品の寄贈や、世界保健機関(WHO)の活動を支援するための基金への寄付を通じて、医療への支援を行ってきました。今回の経験を通して、全てのアソシエイトがテルモの存在意義(Purpose)を改めて深く認識する機会になったと感じています。

今回のパンデミックは、人々の意識や行動に変容をもたらし、社会の在り方自体が「ニューノーマル」へと変化していくことが予想されます。医療の分野においても、医療経済性の重視、デジタル化、リモート化といったこれまでの動きが加速する一方、安全・安心を実現するための医療インフラの整備が改めて必要とされています。このような構造変化を的確に捉えて私たち自身も変革を進め、医療現場に価値あるソリューションを提供していかなければなりません。その取り組みの一つとして、医療現場の感染対策を支援するプロジェクトを開始しました。感染対策におけるこれまでの蓄積と幅広い製品群を生かして、病院内の環境整備や医療従事者のトレーニングを支援し、安全・安心な医療インフラの整備に貢献してまいります。

私どもテルモは医療の課題解決とともに、より広く社会からの期待・要請に応えるべく、多様な人財が能力を発揮できる環境・制度の整備や、環境への取り組みにも引き続き注力していきます。2020年7月には、国内全事業所でのフレックスタイム制の導入や在宅勤務の月利用回数の上限をなくし、ニューノーマルにふさわしい自立・自律的な働き方への転換を進めています。また、世界的な課題とされる気候変動リスクの低減に向けて、2030年度を目標年度とするテルモグループ全体の温室効果ガス排出量の削減目標を策定し、今年度より取り組みをスタートしました。この目標は、国際的な団体である「Science Based Targets initiative(SBTイニシアチブ)」から、科学的根拠に基づく目標として認定されました。

テルモは2021年に創立100周年を迎えます。全世界のアソシエイトが、「医療を通じて社会に貢献する」という企業理念のもと、これからも患者さんと医療現場のために必要な製品・サービスを届けるとともに、当社を取り巻く社会や環境の課題解決にも寄与することで、社会から信頼され、必要とされ続ける企業を目指してまいります。ステークホルダーの皆様には今後とも一層のご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

代表取締役社長CEO
佐藤 慎次郎

佐藤 慎次郎
T
O
P