テルモ、米国で末梢動脈疾患用ステント「Misago」を発売 「R2Pシステム」で手首からの下肢治療をサポート

2019年9月27日

 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:佐藤 慎次郎)は、10月に末梢動脈疾患(PAD)治療用ステント「Misago」を米国で発売します。

 末梢動脈疾患とは、脚の動脈内にコレステロールなどがたまることで血管が狭くなり、血流が悪くなる疾患です。脚にしびれや痛みが生じるほか、病状が進行すると足先からの壊死によって脚の切断を余儀なくされることもあります。近年は薬物療法や外科手術に加え、患者さんへの負担が少ない血管内治療も注目されています。Misagoは血管から挿入したカテーテルを介して、形状記憶合金でできた金網状のステントを病変まで持ち運び、狭くなった箇所を内側から押し広げて血流を改善します。

 このたび米国で発売するMisagoは、カテーテルを200cmと長くすることで、手首の血管から挿入して脚の病変部まで届く仕様にしました。手首からのアプローチ方法は、脚の付け根から挿入する手技と比べて、術後のカテーテル挿入口からの出血リスク低減や在院日数の短縮などが期待でき、心臓カテーテル治療では確立された手技になっています。一方、下肢動脈の治療では、手首から遠く離れている脚の血管に使用可能な製品は限られているのが現状です。

 テルモは心臓カテーテルで培った技術を活用し、病変部までの道筋を確保するガイドワイヤーや、狭くなった血管を広げるバルーンカテーテルなどの各種製品で、手首から脚の病変部にアプローチできる品種を「R2Pシステム*」として展開しています。Misagoの発売により、R2Pシステムの製品ラインアップを拡充し、治療の選択肢を広げます。

*R2P: Radial to Peripheral(手首の動脈から下肢の動脈)

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    イメージ:手首から下肢の動脈へのアプローチ

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    末梢動脈治療用ステント「Misago」

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