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TERUMO STORY 2001-2011

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この10年の製品開発

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人にやさしく、より安全な商品を求めて

 世界を相手に、テルモならではの技術とノウハウで、からだにやさしく、安全で医療における効率性や経済性を高める高品質な製品を開発する───それがこの10年の大きなテーマの一つです。
 2009年6月には研究開発センターと工場との開発部門を統合して研究開発本部を発足し、臨床現場のニーズを吸い上げると同時に、研究から製品化までをよりスピーディに進めることができる体制を構築しました。また、脳・心臓血管治療領域の強化をめざして、海外のグループ会社と連携して、グローバルなテクノロジーの開発にも力を入れています。
 この10年に登場した代表的な商品を紹介しましょう。

2002
血液凝固阻止剤 注射器入りヘパリン生食液

点滴を一時中断する際に、点滴チューブや血管内に入ったカテーテルの中を満たし血液の凝固を防止するヘパリン生食液をプレフィルド化。薬剤を準備する手間や準備で起こりうる細菌汚染のリスクを低減し、薬剤の取り違え防止に寄与します。


2003
高カロリー輸液用総合ビタミン・糖・アミノ酸・電解質液

高カロリー輸液用で総合ビタミン・糖・アミノ酸・電解質を3室に分け、高カロリー輸液剤として国内で初めて一つのバッグに配合。薬剤の配合忘れを予防し、薬剤混合時の異物混入、細菌汚染などのリスクを低減。作業が簡便化されたことで医療の負担軽減にも役立ちます。


2005
世界一極細のインスリン・ホルモン用注射針

世界一細い33G*、先端の外径はわずか0.2㎜。注射の痛みを和らげながら注入のしやすさを実現するため、外径も内径も先に行くほど細くなる「ダブルテーパー構造」を採用しました。

*発売時


2005
腹部大動脈瘤用ステントグラフト(欧州)

テルモグループのバスクテック社の開発したステントグラフト(バネ状の金属を取り付けた人工血管)。腹部にある大動脈瘤を開腹せずに治療ができ、身体への負担を少なくすることが期待されます。柔軟性に富み、蛇行している部位にも到達しやすい操作性が特徴です。


2006
アミノ酸・ビタミンB1加総合電解質液(末梢静脈栄養)

点滴での栄養補給に必要なビタミンB1をあらかじめ配合するとともに、容器には薬液を分割している隔壁を開通しないと点滴できない仕組みを採用するなど、安全性に配慮しています。


2006
脳血管内塞栓用コイル

脳動脈瘤を血管の中から治療する際に用いる医療用コイル。瘤の中に留置後、コイルの外層にあるハイドロゲルが血液中の水分を吸収して膨らみ隙間を充填し、瘤内への血流を遮断します。


2007
埋め込み型左心補助人工心臓(欧州)

遠心ポンプの内部で回転して血液を押し出す羽根車を、磁気で浮かせて回す独自の「磁気浮上方式」を採用。機械的な接触部がないことから長期の耐久性が期待でき、血液のよどみがなく流れがスムーズなため血液の固まりである血栓ができにくい構造です。


2008
薬剤溶出型冠動脈ステント(欧州)

狭くなった血管を拡大・維持するための筒状の金属(ステント)です。ステントには血管組織に接する面のみ薬剤が塗布されており、薬剤のコーティング素材には、生体に吸収される生分解性ポリマーが採用されています。


2008
血液自動遠心分離装置(欧州)

献血などで採取された血液を、遠心力を用いて各成分に自動で分離する装置。輸血などで必要な血液製剤をつくるプロセスの効率化に寄与します。


TRIの普及

カテーテルと呼ばれる細い管を手首から挿入し、心臓の血管を治療する方法です。傷口が小さく、止血の負担が軽減されるほか、手術直後から歩くこともでき、日帰り手術も可能です。テルモではTRIのグローバルでの普及をめざし、TRIに適した商品ラインアップの拡充と、医師向けにトレーニングプログラムを提供しています。


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