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TERUMO STORY 2001-2011

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「医療を止めない」───東日本大震災・静岡東部地震とテルモ

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東日本大震災での対応

 2011年3月11日14時46分、牡鹿半島の東南東約130kmの沖合を震源とするマグニチュード9.0、最大震度7.0の東日本大震災が発生しました。
 東日本大震災では、シリンジや輸液セットなどに使うポリプロピレンや血液バッグなどに使う塩化ビニルの製造工場が津波に襲われて生産不能になるなど、さまざまな資材の供給が心配されました。しかし、アソシエイトの懸命な努力と取引先工場の協力で、医療機器の生産に必要な資材は確保することができました。
 震災の直撃を受けたテルモの仙台統轄支店では、発生から1週間はガソリン、食料もなくただ生き延びることに精いっぱいだったといいます。そしてやっと動けるようになったとき、彼らは営業車にオムツ、ミルク、血圧計、体温計などの救援物資を積み込み、被災した地域をまわり、懸命な支援活動を続けました。
 また水戸支店をはじめ、被災地の腹膜透析を担当するMRは、大震災の中、腹膜透析に支障をきたしている患者さんのもとをまわり、透析治療のフォローを行いました。


左 震災直後の仙台統轄支店のオフィス
右 手分けして救援物資を届けた

テルモの工場も被災

 東日本大震災の4日後の3月15日22時31分、静岡県東部を震源とする最大震度6強の静岡東部地震が発生しました。この地震は、愛鷹、富士宮工場を直撃し、生産活動に大きな打撃を与えました。特に愛鷹工場では建屋の構造壁に亀裂が入り、ガス、電気などのユーティリティの復旧にアソシエイト総出で全力で立ち向かっていきました。協力会社の方々も生産の復旧にかけつけてくれました。

 テルモはわが国のシリンジ供給の6割のシェアを占めています。地震とその後の計画停電の影響で、甲府工場の稼働率の低下によるシリンジ不足が心配されました。この事態に備えるためにテルモフィリピン工場からシリンジの緊急輸入が必要でした。しかしフィリピン工場製の製品を国内で使うために必要な日本語表示は間に合いません。薬事部では厚生労働省の監督部署と粘り強く交渉を行い、必要なシリンジの確保に成功したのです。

 これはほんの一例です。この2つの大地震により、テルモのアソシエイトは資材の手配、生産ラインや流通、販売体制の確保などに奔走しました。皆の思いは一つ、それは「医療を止めない」という医療に携わる者としての使命感でした。いまも、その思いは日々の仕事に受け継がれています。


富士宮工場ではアソシエイト全員が屋外退避


天井が落下した愛鷹工場


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